椅子に座るとお尻に違和感があり、お風呂場でチェックしてみるとお尻にニキビができていた、という経験はありませんか。なぜお尻にニキビができるのでしょうか。ニキビの主な原因は「毛穴のつまり」とよくいわれていますが、お尻のニキビの原因もそうなのでしょうか。こちらではお尻にニキビができる原因とそのケア方法、注意点について解説していきます。
お尻は、服の摩擦や体重による負荷を受けやすい部位だといわれています。摩擦や蒸れはニキビの原因です。
デスクワークでずっと椅子に座っていると、椅子に皮膚が押さえつけられている状態になります。椅子にクッションやソファがあればいいのですが、とくにプラスチック製の椅子は肌と椅子が密着しているため、通気性が悪くなります。
また、一日中下着をつけていることも知らず知らずのうちに摩擦により、肌にダメージがかかっています。女性は生理中ナプキンをつけるため下着の中が蒸れてしまいます。こうした蒸れによる湿気もお尻にニキビができる原因です。
ほかにも、皮脂や洗い残しの汚れ、ホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れ、乾燥や刺激による可能性が考えられます。
皮脂が詰まると、アクネ菌が増殖して炎症を起こしニキビになります。毛穴が詰まらないように、肌を清潔に保ってください。シャンプーやリンス、ボディーソープなど、すすぎ残りがあるとアクネ菌の増殖を促します。洗う順番を変更してみましょう。洗う順番は「頭⇒顔⇒体」と上から順番に洗っていくことですすぎ残しをふせぐことができます。
睡眠時間をたっぷり取りましょう。睡眠中は、成長ホルモンが分泌されます。夜更かしや睡眠不足は、成長ホルモンの減少につながり、ニキビができやすくなります。
運動不足もホルモンバランスの働きを乱すため、適度な運動を心掛けてください。1日30分程度のウォーキングといった軽く汗を流す運動がおすすめです。運動することで夜もぐっすり眠れ、睡眠不足の解消にもつながります。
糖質や脂質、食品添加物の多い食事は、皮脂などの老廃物が増えニキビを悪化させてしまうため、避けてください。ニキビを防ぐには、野菜や果物、海藻類がおすすめです。肌の調子を整えるにはビタミンやミネラル、食物繊維が含まれているものを。大豆や鶏ムネ肉、ササミ、白身魚などのタンパク質も摂るようにしましょう。
肌が乾燥すると皮脂の分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。お尻もわすれず保湿しましょう。化学繊維の下着類は避け、綿やシルクなどの天然素材の肌ざわりの良いものに変えてみてください。
市販のニキビ治療薬を塗っても改善しない場合、もしかしたら、マラセチア毛包炎かもしれません。マラセチア毛包炎はアクネ菌ではなく、マラセチア菌というカビ菌の一種が原因です。マラセチア菌は湿気を好むため、湿気の多い場所や梅雨から夏の時期、汗をかいて蒸れやすい時期はとくに注意が必要です。マラセチア毛包炎は赤いブツブツが一か所に集中してたくさんできる特徴があります。自然治癒が難しいので、なかなか治らない場合は皮膚科を受診するようにしましょう。
お尻にニキビができたときは、必要以上にいじったり、つぶしたりすると、治りが遅くなったり、悪化してしまう可能性があるので注意してください。
体を洗う時はたっぷりの泡で肌を刺激しないように洗いましょう。泡を洗い流すときも流し残しがないように、ぬるま湯でしっかり洗い流してください。
また、座った際の蒸れの解消には椅子にクッションを敷くといいでしょう。長時間座り続けるのは避けて、数分に1回程度椅子から立ち上がるようにすると、通気が良くなります。
服の擦れによる刺激が原因であれば、ボディーローションで保湿をすると、症状が治まる可能性もあります。
ニキビがお尻にできると痛いものです。とくに女性は生理のときは蒸れやすいのでケアの仕方を工夫しましょう。困ったときはクリニックに相談してみるのも良い方法です。
繰り返してニキビができる人やニキビ跡が消えない人は、早めの治療をおすすめします。クリニックでの治療は、内服薬・外服薬、レーザーやケミカルピーリング、イオン導入、光治療(IPL)など豊富です。肌質や体質によって治療も異なるため、肌トラブルに詳しい専門の先生に相談しましょう。
※上記はあくまでも目安です。ニキビ跡治療は基本的に美容医療となるため、保険は適用されません。
治療を受けるクリニック、選択するレーザー・機器の種類、治療方法、肌の状態、医師の判断により費用・治療期間・治療回数は大きく変動します。治療方法によっては表面麻酔等の費用が別途発生する可能性もありますので、クリニックまで直接お問い合わせください。
【ニキビ跡のレーザー治療におけるリスク・副作用】
個人差はありますが、レーザーを照射した箇所がヒリヒリしたり、赤くなったり、色素沈着が生じたりする可能性があります。フラクショナル照射(点状照射)の場合には、皮膚のザラつき、点状の出血、点状のかさぶたなどが生じる可能性もあります。
また、ニキビ跡治療に限らず、レーザー治療全般において疼痛・色素沈着・ざ瘡悪化といったリスクがあるので把握しておきましょう。
治療を受けるクリニック、選択するレーザー・機器の種類、治療方法、肌の状態、医師の判断によっても異なりますので、より詳しい副作用・リスクについては受診を検討しているクリニックまで直接お問い合わせください。
【サイト内に掲載している医療機器について】
皮下組織の炎症、炎症後の色素沈着、毛穴周辺の皮膚組織破壊、過剰な皮膚組織の再生・修復による肌の凹凸やしこりなど、ニキビ跡の原因は多岐にわたります。そのため、国内では医薬品医療機器等法上、「ニキビ跡の治療」を目的として厚生労働省に承認されている機器はありません。
ただし、「皮膚のフラクショナルリサーフェーシングを目的とした軟組織の蒸散」「正常組織の切開、病変組織の切除または蒸散」等の目的で承認されている医療機器を、ニキビ跡治療に利用するケースは多々あります。厚生労働省に承認されているかどうかの判断は、医療機器の使用目的によって変わってきますので、詳しくは対象となる医療機器の取り扱いクリニックまで直接お問い合わせくださいませ。
【国内未承認医療機器の入手経路】
当サイトに掲載している医療機器の中には、国内未承認の医療機器が一部含まれています。入手経路については、国内販売代理店を通して購入しているケースや、医師による個人輸入のケース等、クリニックによって異なります。詳しくは各医療機器の取り扱いクリニックまで直接お問い合わせください。
【諸外国における安全性等に係る情報の明示】
国内外において、ニキビ跡への使用における重大なリスク・副作用は報告されておりません(2023年5月時点)。
ニキビ跡治療に使用する
レーザー機器を
豊富にそろえた
東京のクリニック
ニキビ跡をレーザーで治療したい方へ。
ニキビ跡が残ってしまった原因や体質・肌質は患者一人ずつで異なります。また、ニキビ跡治療に使われるレーザーにも多彩な種類があるため、
その症状に合った(治療の相性がよい)レーザー機械であることがニキビ跡治療の近道になります。過去にニキビ跡治療が進まなかった方でもマシンを変えると効果が現れるかもしれません。そのためには、
よりレーザー機器の選択肢が多いクリニックを選びましょう。
ここではニキビ跡に治療にレーザー機械を使用する東京都内のクリニックを調べ、
取り扱いレーザー機器の種類が多いクリニック上位3院をご紹介します。
※2021年9月1日に、Googleで「ニキビ跡レーザー 東京」で検索し、上位に上がった東京都内のクリニック100院を調べた情報。単なるレーザー機器の取り扱い数ではなく「ニキビ跡治療」に使用すると公式サイトに明記されている種類を調べました。
掲載サイト内で最多の
レーザー取り扱い
セオリークリニック
画像引用元:セオリークリニック公式
https://theory-clinic.com/
種類
8種
レーザーの種類
「サイトンヘイロー」をはじめとする8種のレーザーに、サブシージョンやポテンツァなどニキビ治療の方法を多彩に展開。
移転直後の綺麗な環境で
ニキビ跡治療
みやた形成外科・
皮ふクリニック
画像引用元:みやた形成外科・皮ふクリニック公式
https://www.toracli.com/
種類
6種
レーザーの種類
2021年9月に同エリアの別ビルに移転。エコツーやコアといった米国産のレーザーのほか、多数のレーザー機器でニキビ跡治療を進めます。
ニキビ跡の
赤みが気になるなら
美容皮膚科
タカミクリニック
画像引用元:美容皮膚科タカミクリニック公式
https://takamiclinic.or.jp/
種類
4種
レーザーの種類
ニキビとニキビ跡の治療をメインに設立されたクリニック。レーザーのほか「タカミピーリング」でも知られています。