繰り返しできる代表的な肌トラブルに、ニキビがあります。たとえニキビが落ち着いても「今度はニキビ跡に悩まされている」という声をよく聞きます。
ニキビ跡は、放置するとひどくなり、自然治癒には時間がかかってしまうこともあるでしょう。また、ニキビが悪化してしまうと、セルフケアだけでは治せないケースも出てきます。
ニキビ跡に化粧水を使用しても良いのか、また使用する際はどんな化粧水を選んだら良いかをご紹介します。早めに対策して適切なスキンケアをしましょう。
ニキビ跡には、主に「赤み」「色素沈着」「クレーター(凹み)」の3つのタイプがあります。それぞれのタイプにあわせて、適切に対応することが大事です。
赤みと色素沈着は化粧水によるセルフケアが大切になります。ニキビ跡は手で触ると、肌に負担がかかり悪化します。また、肌が乾燥してしまうと外部からの刺激を受けやすくニキビ跡が治りにくくなります。しっかりと泡立てて洗顔した後に、化粧水を使って優しく保湿してあげると良いでしょう。
クレータータイプのニキビ跡は、肌の奥の方まで破壊された状態です。セルフケアでの治癒は難しいため、皮膚科で治療を受けることをおすすめします。
ニキビ跡は、タイプによってお手入れの方法が変わります。タイプに合う美容成分の入った化粧水を選びましょう。また、アルコールフリーで合成香料・着色料を使用していない優しいつくりの化粧水を選ぶと肌への負担を少なくできます。
炎症を起こしたニキビが治ったころ赤みだけが肌に残るタイプです。このタイプのニキビ跡は、毛細血管や皮膚がダメージを受けています。
赤みタイプのニキビは、肌の炎症を抑えてくれる抗炎症成分が含まれた医薬部外品の化粧水を選び、根気よくケアしていきましょう。
具体的には、アラントイン・グリチルリチン酸ジカリウムなどを含む化粧水が適しています。
色素沈着タイプは、メラニンが大量に発生してしまうことで、シミになりかけたニキビ跡になります。色素沈着タイプのニキビ跡には、美白成分が含まれた医薬部外品の化粧水を選びます。
具体的には、ビタミンC誘導体・トラネキサム酸エラグ酸・カモミラET・アルブチンなどを含む医薬部外品の化粧水がおすすめです。
紫外線を浴びるとシミになりやすいため、UVケアも併せて行うと良いでしょう。
クレータータイプとは、ひどい炎症を起こしてしまい、毛穴周りの皮膚が広がり凸凹になったニキビ跡のことです。クレーター対応のニキビ跡は、化粧水でのセルフケアでの治癒は難しい場合が多くあります。跡を残さないためには、レーザーなど医療機器を使った治療法も視野にいれると良いでしょう。
クレータータイプのニキビを含め、炎症が進んでしまったニキビ跡は化粧水だけで消すことはできません。
また、ある程度薄くすることができたとしても、根気よくケアを続けることが大切です。ニキビ跡を少しでも早く消したい場合はクリニックでの治療が必要になります。
肌質や症状・予算に応じて、レーザーや注射・皮膚移植手術などさまざまな治療法があります。サイト内ではニキビ跡の治療法を別の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
※上記はあくまでも目安です。ニキビ跡治療は基本的に美容医療となるため、保険は適用されません。
治療を受けるクリニック、選択するレーザー・機器の種類、治療方法、肌の状態、医師の判断により費用・治療期間・治療回数は大きく変動します。治療方法によっては表面麻酔等の費用が別途発生する可能性もありますので、クリニックまで直接お問い合わせください。
【ニキビ跡のレーザー治療におけるリスク・副作用】
個人差はありますが、レーザーを照射した箇所がヒリヒリしたり、赤くなったり、色素沈着が生じたりする可能性があります。フラクショナル照射(点状照射)の場合には、皮膚のザラつき、点状の出血、点状のかさぶたなどが生じる可能性もあります。
また、ニキビ跡治療に限らず、レーザー治療全般において疼痛・色素沈着・ざ瘡悪化といったリスクがあるので把握しておきましょう。
治療を受けるクリニック、選択するレーザー・機器の種類、治療方法、肌の状態、医師の判断によっても異なりますので、より詳しい副作用・リスクについては受診を検討しているクリニックまで直接お問い合わせください。
【サイト内に掲載している医療機器について】
皮下組織の炎症、炎症後の色素沈着、毛穴周辺の皮膚組織破壊、過剰な皮膚組織の再生・修復による肌の凹凸やしこりなど、ニキビ跡の原因は多岐にわたります。そのため、国内では医薬品医療機器等法上、「ニキビ跡の治療」を目的として厚生労働省に承認されている機器はありません。
ただし、「皮膚のフラクショナルリサーフェーシングを目的とした軟組織の蒸散」「正常組織の切開、病変組織の切除または蒸散」等の目的で承認されている医療機器を、ニキビ跡治療に利用するケースは多々あります。厚生労働省に承認されているかどうかの判断は、医療機器の使用目的によって変わってきますので、詳しくは対象となる医療機器の取り扱いクリニックまで直接お問い合わせくださいませ。
【国内未承認医療機器の入手経路】
当サイトに掲載している医療機器の中には、国内未承認の医療機器が一部含まれています。入手経路については、国内販売代理店を通して購入しているケースや、医師による個人輸入のケース等、クリニックによって異なります。詳しくは各医療機器の取り扱いクリニックまで直接お問い合わせください。
【諸外国における安全性等に係る情報の明示】
国内外において、ニキビ跡への使用における重大なリスク・副作用は報告されておりません(2023年5月時点)。
ニキビ跡治療に使用する
レーザー機器を
豊富にそろえた
東京のクリニック
ニキビ跡をレーザーで治療したい方へ。
ニキビ跡が残ってしまった原因や体質・肌質は患者一人ずつで異なります。また、ニキビ跡治療に使われるレーザーにも多彩な種類があるため、
その症状に合った(治療の相性がよい)レーザー機械であることがニキビ跡治療の近道になります。過去にニキビ跡治療が進まなかった方でもマシンを変えると効果が現れるかもしれません。そのためには、
よりレーザー機器の選択肢が多いクリニックを選びましょう。
ここではニキビ跡に治療にレーザー機械を使用する東京都内のクリニックを調べ、
取り扱いレーザー機器の種類が多いクリニック上位3院をご紹介します。
掲載サイト内で最多の
レーザー取り扱い
セオリークリニック
種類
8種
レーザーの種類
「サイトンヘイロー」をはじめとする8種のレーザーに、サブシージョンやポテンツァなどニキビ治療の方法を多彩に展開。
移転直後の綺麗な環境で
ニキビ跡治療
みやた形成外科・
皮ふクリニック
種類
6種
レーザーの種類
2021年9月に同エリアの別ビルに移転。エコツーやコアといった米国産のレーザーのほか、多数のレーザー機器でニキビ跡治療を進めます。
ニキビ跡の
赤みが気になるなら
美容皮膚科
タカミクリニック
種類
4種
レーザーの種類
ニキビとニキビ跡の治療をメインに設立されたクリニック。レーザーのほか「タカミピーリング」でも知られています。